朝ドラブギウギ第１週(第１話～第５話)あらすじ

歌手の福来スズ子が誕生するまでの物語。

まずは少女期のスズ子、花田鈴子のお話から。

あん摩師のアサ役の楠見薫さん、キヨ役の三谷昌登さん、と大阪朝ドラの常連さんが登場でホッとしますね。

あまり働き者じゃない父、パワフルな母というのもお約束な感じで良い！

鈴子は幼い頃から歌って踊ることが大好きだったようですね。

鈴子は義理と人情を知り、親友のタイ子のためにと張り切りました。

でもタイ子はそれを迷惑だと思っていたようです。

タイ子ちゃんの自己肯定感低めな性格は、鈴子と正反対ですね。

今回ちょっと気になったところが・・・

鈴子が「ウチ嫌なこと全然ない、お母ちゃんのおかげ」と無邪気に笑うと、ツヤと梅吉が意味深な表情。

回想シーンに赤ちゃんの頃の鈴子を抱くツヤと悲壮感たっぷりの女性・西野キヌの姿が・・・

もしかしてモデルの笠置シヅ子さんの生い立ちの設定も入ってる？

それはさておき、タイ子から花咲歌劇団のことを教えてもらった鈴子。

歌って踊る仕事があるのかと興味津々です。

お祭りで同級生に会ってしまうあるある、そこに好きな男の子がいるのもあるあるですね（笑）

六ちゃんが悪気もなくタイ子ちゃんの恋心をバラしてしまいました。

でもタイ子ちゃん、松岡への恋心だけでなく妾の子であることも「何があかんの？」と、思っていることを話せるようになりました。

歌が下手なことも六ちゃんにからかわれ、ウジウジしないで笑って済ませられる。

鈴子のおかげで前向きになっていますね。

ま、でも人を好きになることは義理人情とは違うけどな！（笑）

あと松岡はたぶん鈴子が好きっぽいよね。

さて鈴子は花咲歌劇団を知って（しばらく忘れてたけど）、はな湯を手伝うことに迷いが出てきたのか？

花田家は女学校に行けるほど裕福ではないので、卒業後のことをそろそろ決めなくてはなりません。

歌うことも好きだし、タイ子やゴンベエ、銭湯のお客さんたちが楽しんでくれている。

それに気づいた鈴子は思い切って花咲音楽学校を受験します。

もうおわかりでしょうが、モデルはあの宝塚歌劇団。

今も昔も狭き門です。

笠置シヅ子さんは小柄で細身だったことを理由に不合格になったとのこと。

でもこのエピソード、なんで不合格理由が明らかになっているの？

シヅ子さんが有名になってから宝塚が明かしたのかな？

まあでも確かに宝塚歌劇団は娘役でも極端に小柄な人はいないですからね。

その後のシヅ子さんを見ると、宝塚歌劇団とはキャラクターが合わないからだったようにも思えます。

鈴子も不合格になったのは「わてがチビやから」と泣いていました。

この不合格こそが鈴子のターニングポイントです！

梅丸少女歌劇団のモデルは松竹少女歌劇団です。

戦後に一度解散して、松竹歌劇団と改め再結成されています。

第一期生に水の江瀧子さんがいて、養成所出身者には並木路子さん（リンゴの唄の人）、旭輝子さん（神田正輝さんの母）などがいました。

戦後は草笛光子さん、倍賞千恵子さん、倍賞美津子さんが在籍。

あとサザエさんの声をやってる加藤みどりさんも。

当時は宝塚を筆頭に、少女歌劇団がいくつも存在していたのです。

ドラマで実際に出演していたのは、松竹歌劇団の姉妹劇団であるOSK日本歌劇団のみなさん。

鈴子は養成所の試験日が終わってから知ることになりました。

それでも頼み込んで歌を聞いてもらいます。

林部長は「どうせ辞めるやつもいるから」と追加で入ることを許可。

ここも史実通りで笠置シヅ子さんは無理を言って入れてもらっているのです。