朝ドラらんまん第２２週(第１０６話～第１１０話)あらすじ

徳永教授が田邊教授とまったく同じような人になってしまいました。

教授になるとどうしても結果を出すことばかりにこだわってしまうのでしょうか。

藤丸が今の研究室は入りづらいと言っていたのは、こういうことだったのです。

万太郎も本当は不本意なんだと思いますが、給料をもらいながら採取と研究ができることを選びました。

大窪さんは「なぜ戻ってきた？」と厳しい言い方をしています。

でもそこには万太郎のことを思っての真意があるみたい。

大窪さんが非職になってしまいました。

これは史実通りで、モデルになった大久保三郎さんも同じ年に非職になっています。

その後の大久保さんのことは不明、もう植物学には関わっていなかったのでしょう。

ドラマの大窪さんは本当は植物への情熱は失っていないと思わせるところがありましたね。

寿恵子はすっかり仲居として活躍。

仲居の仕事以外でも活躍してましたね（笑）

そして万太郎は台湾の調査団の一員に任命されます。

一見、名誉あることに思えるんですけど、当時の台湾は治安が悪かったのです。

そんなところに行かせるなんて、大学ではあまり大事にされていない感じがするんですよね。

とても心配な展開ですが、万太郎はピストルを持っていかないと決めました。

ここは史実と違います。

牧野博士は軍の指示通り、ピストルを所持して台湾へ行っています。

使用することはなかったそうですけどね。

軍に逆らうなと言われたのにさっそく言う事聞いてませんけど、大丈夫なんでしょうか。

ついに登場しました。

大人になった虎徹くんは濱田龍臣さん。

旅館を妹夫婦に任せて自分は植物の道へ・・・って生き方まで万太郎そっくり（笑）

ピストルを持たずに植物図譜を持っていった万太郎。

「え、なんで？」と思いましたが、志明が所持品を見て何か考えていました。

万太郎が友好的な思いであることが伝わったのかもしれません。

野宮のモデルである平瀬作五郎さんがイチョウの精虫を発見しました。

帝国学士院恩賜賞を受賞することになるのですが、波多野のモデルである池野成一郎さんのサポートが重要でした。

学歴のない平瀬さんには受賞の予定はなかったけれど、池野さんがそれに反論したのです。

池野さんのそういうところが波多野の言動に組み込まれていますね。

波多野もドラマで言ってますが、あくまで野宮が発見したということが大事なんです。

波多野の「僕が翻訳するから」はカッコ良かった。

万太郎は細田の忠告を聞かず台湾読みの学名で

Ficus awkeotsang Makinoとつけてしまいました。

現在の愛玉子の学名はFicus pumila L.var.awkeotsang (Makino) Corner

イギリスの植物学者コーナーが薜荔と近似であるとし、薜荔の変種として改められています。

実はmakinoの部分は略されていることが多いです。